Excel®をコーディングに活用する方法


Excel®をコーディングに活用する方法について説明します。

  1. セルのコピー&ペースト

まず、基本形としてエクセルのセルをテキストファイルにコピペした場合、どうなるかを見てみます。

エクセル上でセルを選択しコピーします。

それを、テキストエディタ上でペーストします。


そうすると、この様に、セル毎にタブで分けてコピペされます。(このエディタではタブは”^”で表示されています)
逆に、エディタ画面でコピーしたテキストをエクセルに張るにはタブと改行で区切ったテキストをエクセルへコピペします。

  1. データコーディングへの応用

では、エクセルをコーディングに使用する場合、どの様な箇所に使用したらよいでしょうか。
簡単に考え付くのはデータコーディングでしょう。
Cのプログラミングで配列 fixdata[] に初期値を入れる場合を例に説明します。

まず、エクセル上で値を編集し、そのセルを選択しコピーします。

プログラムは初期値を入れる所までコーディングしてあるものとします。

プログラムの初期値の個所へペーストします。

字下げとカンマを入れて整形します。このさい、エディタの置換機能を使うと良いでしょう

設計書や別資料で値を記入したファイルがある場合、初期値を計算する必要がある場合等は特に有効です。

  1. データ構造作成への応用

次にデータ仕様書から構造体を作成する例を示します。

この様なデータ仕様書があるとします。

これを構造体のメンバ変数定義となるように文字列を編集する数式を使って加工します。
そして、メンバ変数定義となるところを選択し、コピーします。

プログラムはメンバ変数定義を入れる所までコーディングしてあるものとします。
そして、エクセルでコピーした物をここへペーストします。

その後、コピーした物に字下げや修正を入れて整形します。

これで完成です。

他にもエクセルを活用できるところはあります。状況に応じてエクセルをコーディングに活用してください。


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